モラハラとされた夫が、交渉や訴訟で希望通りの正当な結果になった事案

・キーワード

  面会交流の実現、突然妻と子が出ていってしまった

・依頼者

  40代男性

・相手方 

  40代女性

・別居の有無

  あり

・主な争点

  養育費,財産分与,慰謝料の額

・解決までの期間

  約1年6ヶ月

 

事案

お子さんが複数人いる40代の夫婦の夫からの依頼。相手方である妻は,夫の暴言やモラハラを理由に,お子さんと共に,依頼者の住む自宅から出て行ってしまった。その後,妻から調停をおこされ(同調停内で慰謝料請求もされた),どう対応すべきかご相談にいらした事案。

問題点

① 依頼者はお子さんに会いたいにもかかわらず面会が実現できていなかった。
② 子どものために,婚姻生活を続けたいとの気持ちがある一方で,離婚をしたほうが,
お子さんにとってよい環境になるのであれば,離婚も止むを得ないと,依頼者は離婚をすべきか迷っていた。
③ 離婚をするとして,相手が要求している,養育費及び生活費が妥当な額か
確認する必要があった。
④ 婚姻期間中の依頼者の発言等を根拠に慰謝料が請求されていた。

解決

① 面会に関しては,面会調停を提起し,面会に弁護士が立ち会う形で初回の面会を実
現し,そのご明確を繰り返すことで,徐々に相手方である妻に,面会が問題ないことを理解してもらい,安定的な面会を実現した。
② 本件のように,突然妻とお子さんが出て行ってしまった事案では,夫のショックは
大きく,気持ちの整理がつけることが難しいことが多い。そのため,調停では,結論を急かず,依頼者の気持ちが落ち着くまで,当面離婚は難しいとのスタンスをとって結論を先送りした。
離婚が不成立後,離婚訴訟を提起されたが,依頼者様は,面会を含めたお子さんの養育関係及び離婚条件が適切なものであるのであれば,離婚に応じてもいいとの気持ちにかたまった。
③ 養育費については,一般の基準より高い金額が要求されていたのが明らかにな
ったので,なぜ高くする必要があるのが妻側に説明を求めたが,妥当の回答はなく,最終的には一般的価格に落ち着いた。
 財産分与に関しても,依頼者の婚姻前の預貯金が相当な金額があったため,特有財産を財産分与から除外するために必要な資料や書面の作成をし,最終的にに当該特有財産の大部分を反映した解決に至った。
④ 慰謝料に関しては,依頼者の妻に対する発言が,一般的な夫婦の口喧嘩の発言を超
えるようなものはなく,また普段から家事や子育てを手伝っていたことが窺えるメッセージのやりとりなどを提出した結果,相手方である妻からの慰謝料は認められなかった。

所感

離婚の問題は,最終的には両当事者の気持ちの問題が大きく,まずは,依頼者が,本当に何をしたいのかを見極めていただくことが重要であると実感しました。
その上で,離婚を決意した場合,依頼者にとって有利な主張をすることは弁護士として当然ですが,ただ弁護士は当事者でないため,ご夫婦の状況を十分に知っている訳ではなく,依頼者の話をよく聞いて,依頼者の背景情報や,財産情報をよく聞き出すことが大切であるため,依頼者が臆せず弁護士に意見をできるような両者の信頼関係が重要だと感じた事案でした。

江戸川区・西葛西・葛西で離婚問題にお悩みの方は葛西臨海ドリーム法律事務所にご相談ください。

>>モラハラ離婚を弁護士に依頼するメリット

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