有責配偶者から離婚請求され、数千万円の慰謝料を受け取ることで和解離婚した事例

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  有責配偶者

ご相談依頼者
妻(主婦)

相手方
夫(会社員)

結婚歴
4年

別居の有無
別居

子ども
なし

主な争点
有責配偶者からの離婚請求の可否

解決までの期間
3年

相談に来たきっかけ

依頼者の親族からの相談

事案の概要

依頼者は、夫から、「別れて欲しい」と切り出され、これに応じないでいたところ、夫が家出。夫は、依頼者が家事をしない等を理由に離婚調停を申し立てた。

しかし、依頼者が、夫の会社の同僚に尋ねたところ、社内に仲良くしている女性がいるらしいことが判明。

調査会社に調査を依頼したところ、夫が、朝、女性宅から出勤した場面が撮影できた。

解決内容

夫の申し立てた1回目の離婚調停については依頼者が離婚を拒否して不調。

その後、夫は、半年くらい期間をあけて、2回目の離婚調停を申し立てて来たが、依頼者が離婚を拒否して不調。

さらに、夫は、3回目の離婚調停を申し立てて来たが、やはり不調。

その後、夫は、離婚裁判を提起したが、1審裁判所は、夫の有責性を認めて、夫の請求を棄却。夫が控訴し、2審で夫が数千万の慰謝料を支払うことで和解により離婚成立。

解決のポイント

有責配偶者からの離婚請求で調停委員や裁判官の理解を得ることは困難。

開き直って不合理な主張をすると、かえって泥沼化し、紛争が長期化する。有責配偶者が、離婚を望むのであれば、多少の出費はやむを得ないと覚悟して、話し合いで解決すべし。

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