シニア女性の夫源病離婚
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夫が定年退職すると、これまでの生活のリズムが狂いますよね。一日中テレビを見ている、自分は何もしないくせに「メシは出来たか」等と命令してくる。
こういった夫の無神経な言動が原因でストレスによる頭痛や目まいに悩まされる状態のことを“夫源病”と言うそうです。
このような状態で、あと20年以上も一緒に暮らせるだろうか?夫源病に悩まされて離婚を考えるシニア女性の方が増えているようです。
夫源病に悩まされるシニア女性の離婚では、財産分与、住まい、年金分割などの財産の問題が重要な問題となります。
1 財産分与
まずは、財産分与の対象となる夫婦の共有財産を洗い出してみましょう。
「現金・預金」、「不動産」、「貴金属・宝石類」、「株」、「自動車」、「ゴルフ会員権」、「生命保険金」、「退職金」などをチェックしてみてください。
夫名義であっても、婚姻後に夫婦で築いた財産であれば、共有財産として、財産分与の対象となります。
これらの共有財産は、基本的に2分の1の割合で分与することになります。
2 住まいの問題
離婚後の住居については、
①夫が自宅を出る、
②妻が自宅を出る、
③双方が自宅を出る
という選択肢があります。
③は、自宅を売却して清算したり、他人に貸して賃料収入を得るパターンです。
いずれにしても、自宅を出た後は、自分で小さなマンション等を買うか、借りるか、親族等と同居する等して、新たな住まいを確保する必要があります。
3 年金分割
現行の年金は、
①国民全員が加入しなければならない国民年金(基礎年金)、
②サラリーマンが加入する厚生年金および公務員が加入する共済年金、
③民間企業が自主的に積み立てる企業年金の3階建てになっています。
このうち、厚生年金(あるいは共済年金)について、夫婦の婚姻期間中の保険料納付記録を当事者間で分割することを年金分割といいます。具体的手続につきましては、当事務所にご相談ください。
夫源病で悩まれているシニア女性の方は、まずは当事務所にご相談ください。
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