結婚契約書の作成サポート

結婚契約書（婚前契約書ともいいます）
とは、これから夫婦となられる男女、
あるいは既に入籍されている夫婦の間で、今後の円満な夫婦関係を構築するために、結婚生活の約束事を決めて作成する契約書のことです。
これは、まだ日本では、取り扱っている
弁護士は少ないですが、
夫婦関係の破綻などを未然に防止する
予防法務という取扱分野になります。

※結婚契約書のダウンロードは下にあります。

１　結婚契約書を作成するメリット

ＩＴ社長の妻と専業主夫の夫との夫婦関係の葛藤を描いたアン・ハサウエイ主演の「マイ・インターン」（２０１５年）という映画をご覧になった方はおられますでしょうか。

今は廃れた電話帳会社を定年退職したロバート・デ・ニーロが、ＩＴベンチャー社長のアン・ハサウエイの部下として入社してくるところから物語は始まるのですが、

社会構造の変化に伴って、夫婦の形と役割分担が変化してきている時流を見事に浮き彫りにしています。

日本でも、終身雇用が崩れ、男女共同参画の時代に入り、女性の社会進出と経済的自立が進み、旧来の男女の役割分担が見直されて来つつあります。

最近では、子供を抱っこしているイクメンの姿をよく見かけますよね。

これからは、男性の思い描く妻像と女性の思い描く夫像が多様化してきます。

だからこそ、結婚後に、“こんなことを言われるとは思ってもみなかった”、“こんなことを考えている人だとは思わなかった”とならないように、

あらかじめ結婚観について、パートナーとよく話し合い、不安や離婚の火種を解消しておく必要があります。

また、現在は、夫婦の３組に１組が離婚する時代です。結婚契約書は、万が一、離婚となった場合に、財産や子供の養育などに関して、自分の身を守る役割も兼ね備えています。

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２　婚前契約の内容

夫婦の約束事ですから、決まりや定型はありませんが、一般的には、大きな項目としては、仕事と家事の分担に関すること、お金に関すること、子育てに関すること、親族との付き合い方に関すること等を定めます。

細目としては、例えば、お金に関することであれば、収入のうち家計に入れる割合、夫と妻がそれぞれ自由に使える割合、一定金額以上の買い物をする場合のルール、ボーナスの取り扱い、借金をする場合のルールなどがあります。

当事務所では、オリジナルチェックリストに基づいて、インタビューをします。

その他に、夫婦円満のために、結婚記念日の約束や夫婦の会話などに関することを定めることもあります。

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３　結婚契約書の種類

私製契約書と公正証書の２種類があります。当事務所で作成するのは私製契約書ですが、あとから騙されて書かされたとか、脅されて書かされた等のトラブルが生じないよう、弁護士も立会人として、署名押印するようにします。

公正証書で作る場合は、公証人が契約書を作成する際に、お二人の意思を確認して、公証人が公正証書に署名押印しますが、公証役場では、公正証書の控えを保管してくれますので、将来、紛失や廃棄された場合に、写しを入手することができます。

結婚契約書に関心がおありでしたら、一度、当事務所まで、お気軽にご相談ください。インタビューのうえ、ご希望に沿ったオーダーメイドの契約書を作成いたします。

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